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現在、Webエンジニアの需要が高まっているって知っていますか?
しかし、Webエンジニアとして働きたくても、家のことがあってなかなかフルタイムでは働けない、という人もいますよね。
ところが、人手不足が顕著になっているWebエンジニアは、色々な条件で働けるようになっています。
その中でも、最近注目されているのが週3日程度だけの、週3Webエンジニアという働き方です。
どんな働き方なのか、解説していきます。
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<h2>週3Webエンジニアとは?</h2>
そもそも、週3Webエンジニアというのが何のことなのでしょうか?
どういうこと?と思う人は少なくないと思うので、まずはその意味から解説します。
Webエンジニアは知っている人が多いと思いますが、一応触れておきます。
Webエンジニアは、ITエンジニアに分類される職種の1つです。
ITエンジニアには、これ以外にシステムエンジニアやサーバーエンジニア、プログラマーなどが含まれています。
Webエンジニアは、Webサイトの運用やWeb上のアプリケーションの設計から開発、保守などを担当しています。
Webとついているだけあって、基本的にはWeb上で動作するものがすべて担当に含まれます。
そして、週3というのはその名前の通り、週3日程度を目安に仕事をするということです。
今の主流は週休2日制ですが、週3日勤務なら週休4日ですね。
今は週の半分を会社で働き、残りは家で仕事をするという働き方を導入している企業も多いのですが、そうではなく完全に休みになるんです。
<h2>なぜ、週3Webエンジニアの募集が増えているのか</h2>
現在は、モバイルネットワーク機器の普及もあってWebエンジニアの価値が非常に高くなっています。
ITエンジニアはどの職種も人手不足ですが、その中でも特に不足しているんです。
そのこともあって、Webエンジニアは引く手あまたな状態です。
そんな状況なので、Webエンジニアを目指す人も増えています。
ただし、今から学んでいる人が戦力になるのを待つ余裕もないのです
では、どうしたらその人手不足を賄うことができるんでしょう?
そのために注目されるのが、Webエンジニアのスキルを持ちながら働けない事情がある人です。
それには、どういった人が考えられるでしょうか?
まずあり得るのが、家庭の事情でフルタイムでの勤務が難しくなった人です。
結婚して家庭に入るケースや、親の介護が必要となったケースなどがあり得ます。
また、子育てのために働く時間を減らす人もいるでしょう。
こういった人は、週3であればなんとか時間を捻出できます。
週3とはいっても、それが連続した3日じゃないこともあります。
隔日で働いているというケースもあるのです。
また、1週間の勤務時間が3日相当というケースもあります。
その場合は、1日当たり4~5時間程度働くことになるでしょう。
フルタイムならずらすことのできる時間枠が限られるけれど、週3日分ならかなり自由が利きます。
もう一つ考えられるのが、あまり働きたくないという人です。
IT業界は常に人手不足なので、長時間勤務を余儀なくされるケースがあります。
そのせいで、お金を貯めてアーリーリタイアを考える人もかなりいます。
しかし、いざ目標を達成してアーリーリタイアをすると、後悔する人も少なくないんです。
アーリーリタイアは40~50歳くらいの人が多いのですが、リタイアした後の生活が思っていたものと違ったりします。
よくあるのが、のんびり暮らしたいと思っていたけど実際に仕事がなくなると、単に暇を持て余してしまうケースです。
事由にしていいといわれると、何をしていいのかわからなくなることもあるのです。
もう一つよくあるのは、お金が足りなくなってしまうケースです。
十分な貯金ができたと思ったのに、足りなくなることもあります。
しかしそれ以上に、暇になったからとお金を使いすぎることもあるんです。
お金が足りなくなったら、働かなきゃいけません。
でも、やっと出てきた過酷な労働環境にまた戻るというのは耐え難いでしょう。
また、戻っても以前と同様に働けるとは限りません。
そういう人も、週3日程度ならあまり抵抗なく働くことができます。
そして、会社としては普通の人の半分程度の仕事量でも、とにかく人手不足を多少でも解消できるのです。
<h2>求められる能力は?</h2>
週3Webエンジニアとして働くことは、誰でもできるのでしょうか?
実は、そういうわけにもいきません。
普通とは違う仕事が多いので、それに合わせた能力を求められます。
例えば、プログラミング言語一つとっても、通常とは主に使われるものが違います。
週3日の求人でよく使われているのは、「Ruby」や「iOS」、「Android」です。
これを見ると、あまり大掛かりな仕事よりはライトな仕事が多いだろうとわかります。
また、スタートアップ企業は週3の求人を出していることが多いので、ねらい目です。
さらにテレワークで働くことも認めてもらいやすいので、さらに自由な働き方ができます。
スタートアップ企業を見つけたら、たまにチェックしてみましょう。
できるだけ欲しいのが、最初のうちだけでも週5日フルタイムで働くことです。
週5日での仕事に慣れている企業だと、最初から週3日しか働かないというのではできる仕事がわかりにくいことがあります。
また、週3日勤務にするには、エンジニアの信用が問われることになります。
3日で案件が終わらないときは自分の時間を削ってでも対応するか、3日しか働かないのに全力で仕事に向かっているかなど、気になることはたくさんあります。
そのため、できれば最初は週5日働いて、信用を築いていくことが大切です。
そうして、良好なパフォーマンスを見せることができれば、今後は週3日で働きたいといっても納得してもらいやすくなります。
<h2>主なメリットとデメリット</h2>
週3Webエンジニアとして働くことには、メリットもあればデメリットもあります。
そのうち、まずはメリットから話していきましょう。
1つ目のメリットは、時間の自由度が高くなるということです。
例えば、土日以外に1日休みを入れるとしたら、どこに入れますか?
3連休にするために金曜日か月曜日に入れる人もいるでしょう。
また、週の真ん中で休みたくて水曜日に入れるかもしれません。
週3日の場合は、休みの日をさらに選びやすくなるんです。
連続した休みが好きな人もいれば、1日おきに休みたい人もいるでしょう。
その日程の調整も、しやすいんです。
2つ目は、感じるストレスが大きく減るということです。
ストレスは、労働時間に比例して増えていくものなので、大幅に仕事時間が減ることでストレスも大きく減らすことができるのです。
特に、満員電車などで会社まで行くのが毎朝大変という人なら、それに乗る日が大きく減ることでストレスも大きく減っていきます。
仕事をするのも、気が楽になるでしょう。
余った時間を活用して、新たなスキルを身に着けるという人もいます。
そうすることができれば、また次の仕事につながりやすくなるでしょう。
このようなメリットがあるので、週3Webエンジニアも増えているのです。
一方、デメリットもあります。
まずは当然のことですが、週5日で働くより収入が減るという点です。
総額ばかりではなく、仕事をしたうえでの単価も減ってしまうのです。
また、慣れてくると週3日でも多いように思ってしまいます。
そうして減らしていくうちに、だんだん仕事への意欲も薄れていくかもしれません。
また、前の仕事から次の仕事までに間が空くと、前にどこまでやったのかを思い出すのに時間がかかるでしょう。
このようなデメリットが考えられますが、それでも週3Webエンジニアという働き方があることは覚えておきましょう。
いざという時に、仕事を辞めずに対応できる方法です。
<h2>まとめ</h2>
週3Webエンジニアは、働き方の選択肢の一つです。
毎日働くのが難しい人や、フルタイムで働ける自信がないという人にはピッタリでしょう。
ただし、週3Webエンジニアには通常とは違う能力を求められることもあります。
まずは、週3で働けるように今の仕事をしっかりとこなしていきましょう。
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